おしりの穴やその周辺(肛門や肛門の周囲)がかゆくなる症状が出ている場合、いろいろな病気が原因になっている可能性があります。
一般的な病気といえば、湿疹や痔・コンジローマなどがあります。
また、がんが隠れている場合もあります。
おしりがかゆくなる病気
おしりの湿疹
肛門付近がかゆくなる主な原因は、うんちによる刺激です。
かゆみを感じるときは、おしりの穴をよく洗うようにしましょう。
また、拭く際も刺激を与えないようそっと拭き、最後に湿疹用の軟膏をつけて触らないようにしましょう。
かゆみを我慢できずにかいてしまうと皮膚が赤くただれてしまい、かえってかゆみが悪化してしまいます。
出血をともなったかゆみ
かゆみと同時に出血が場合は、痔の可能性があります。
患部をかきたい気持ちはわかりますが、できるだけ清潔な状態を意識しつつ、刺激は与えないようにしましょう。
直腸がん・肛門がんが隠れている場合も
出血をともなう場合、まれにがんの場合もあります。
痔と同様、肛門にかゆみや出血をともなう病気には、直腸がんや肛門がんもあります。
おしりの穴がかゆいときは何科を受診すればいい?
おしりの穴のかゆみで医療機関を受診する場合、適切な診療科目は「肛門外科(肛門科)」になります。
近くに肛門外科がない場合は「胃腸内科」「消化器内科」「内視鏡内科」を探してみてください。
「胃腸内科」「消化器内科」「内視鏡内科」は肛門外科に近い領域なので、施設によっては痔の診断も行っています。
事前にホームページや電話などで、痔を診てくれるか確認してから受診すると安心です。